Tuesday, July 28, 2015

ここはケベック

部屋の鏡が割れました。

・・・と「鏡」を主語にすると、いかにもその物体が一人でに割れたような印象を与えますね。

はい、わざとです。

詳しく説明すると、昨日『バルコニーでお日様の光を浴びながら読書でもしよう〜』と、片手に本、片手に椅子をもって部屋から出ようとしたら、手元がぐらついて鏡にイスがこつんと当たってしまい、鏡が面から前に倒れて割れたということです。


もともと鏡は絶妙なバランスで壁に立てかけられていました。

こんなかんじ ↓



現在。




ぼーん。
(写真に写っている豆乳はコスコでまとめ買いで、常にストックあります)

で、この鏡はこのアパルトマンのユニット全体の家賃を払っているボス(ルームメイト)のものなんです。

私の住んで居る部屋は家具付きでベッドもデスクもタンスも最初からついています。
部屋に限らず家の食器、家具、洗濯機などの電化製品はすべてボスの所持品。

けっこう家具にはぼろぼろのガラクタ寸前のもあるんですが(失礼)、この鏡はアンティークらしい。

よりにもよってなんでアンティークの鏡なんか割るかな〜自分。(壊したのおまえが悪い)

ボスも
「割ったのが他の鏡だったら処分してもらうだけでよかったけど、これは一番のお気に入りなのよね〜」

私「すぐ直しますボス!!」

というわけで、さっそくイエローページにのってる近所のvitrier に片っ端から電話してみた。
(vitrierは「ガラス屋」という意味だけど、鏡も扱ってます)


するとどこも

「あー、バケーション中だから戻ってきたら電話またかけてくれる?」


「店は8月2日まで閉めてるよ」


「Construction Holidaysだからこの時期はどのvitrierも閉まってるはずだよ」

えええええ?????なな、なんですと??
Construction Holidays とな?????

調べてみるとConstruction Holidays (フランス語:Vacances もしくはcongés  de la construction)とはケベック州の法律で定められた休暇で、Construction Industry (建設産業または製造産業)に携わる労働者たちに2週間与えらえる夏のバカンスのことを指すということが判明した。

2015年はちなみに7月19日から8月2日の2週間。

しかし、他業界も関係なく夏は2週間の休暇をとるケベコワが多いとか・・・・・。
お店も観光業以外のところは閉まってるところが多いみたい〜。

知らんかった〜〜〜。一つケベックに詳しくなった。


ダウンタウンからケベコワの姿は消え代わりに観光客がたくさん・・・・

ってパリかここは!


鏡の修理は来週以降になりそうです。 高くつきませんように〜〜〜!

Saturday, July 25, 2015

ポリスのファッション

去年の9月、モントリオールで暮らし始めたころ。

ホストマザーに学校までの行き方を車で案内してもらっていたら、鮮やかな色が目に飛び込んできました。



あのファンキーなパンツはなんだ!?


ホストマザーの車から撮った写真。

なんで警察官があんなパンツ履いてるんや?と最初こそ驚きましたが、街中を観察していると、警察官がみなこのような格好をしていることに気がつきました。


あれ、これモントリオールの普通なん?


実はこれは退職金プランの変更に反対した警察組織がmanifestation(デモ活動)の一環なんです。

パトカーにもデモのステッカーがぺたぺた貼られていますね。

ストライキが日常茶飯事にあるカナダ・ケベックでも、警察はストライキする権利がありません。
(そうなったら困るわ)


そこで警察は考えた。

公務を続けながら自分たちの不満を社会にわかってもらうには・・・

制服の着崩しかない!
(女子高生か)

という流れになったかどうかは知りませんが、とにもかくにもモントリオールの警察官のファッションは迷彩柄パンツというスタイルが今や定着しています。


一年経つ今でもこんな感じ ↓






少し前にSNSでも関連ニュースが出回っていて、他の州に住むカナダ人たちも驚いていました。

http://www.vancitybuzz.com/2015/06/montreal-police-camo-pants-funeral/

元ケベック州知事、Jacques Parizeauの葬儀に警官たちが正規の制服ではなく、例の迷彩パンツで参列したことで、警察組織に対する非難が寄せられたという記事です。


にしても、このニュースに載っているツイッターやインスタグラムの写真に写る警察官たちの派手派手なパンツといったら。

ピンクとかギャグですか。

Thursday, July 23, 2015

ビーガン・タイ・レストランChuChai

リスニングテストの合格祝いとして、ガーリーンとジョナサンにディナーに連れて行ってもらいました。

TEFaQ受けてきました。


場所はSt. Denis通りにあるビーガン・タイ料理レストラン、ChuChai。
Mont-Royal駅とSherbrooke駅の間にあって、今まで幾度とメトロで地下を通過すれど、この辺りの地上を歩くことは初めて。

面白そうな雑貨屋さん、本屋さん、おしゃれカフェ、レストランなどがずらずら〜っと並んでいます。

なんで今までこのエリアに足を運ばなかったんだろう!
時間があるときにじっくりお店回ろう〜と、レストランに到着するまでの間、お店の外観を下見してました。

レストランには一番乗りでした。

「7時に3人で、ガーリーンかジョナサンで予約入っていませんか?」と店員さんに尋ねると、「Grillさんという方からそのような予約は承っておりますが・・・」と言われました。

それ(Grillさん)ではないわな。あれ〜?と思いつつも、運良く希望していたテラス席が空いていたのでそこに通してもらえました。

5分後、ガーリーンとジョナサンがタクシーで登場。(ニューヨーカー)

私が「予約入ってなかったみたいやで」というと、
「店員さんがガーリーンって聞き取れなかったみたいで、Grillって名前を使ったのよ〜」

なるほど。笑


3人で前菜を3、4品(生春巻きや揚げ物など)、メイン(パッタイ、グリーンカリー)を2品、デザート2品(揚げバナナとチョコレートケーキ)を頼みました。
何回かこの店に来たことのある2人曰く、日により味に当たり外れがあるそうなのですが、今回食べた料理はほとんど当たりでした!


とくにパッタイは次来ることがあればまた頼みたい。
パッタイに入ってたビーガン・シュリンプ(えび)は、高級カニカマって味で美味しかった。
ビーガンでここまでシーフードっぽさを再現できるのはすごい。




ただチョコレートケーキが、スーパーで売ってるケーキミックスで作るケーキの味そのものだったのが残念。

お値段はどの品もちょっとする。

今回はお祝いということでご馳走になりました〜〜!

ウェブサイトはこちら。
ChuChai



ちなみにTEFaQのスピーキングの結果はまだ届いていません。
結果が出るのに4〜6週間かかると言われて、もうすぐ4週間経とうとしてます。
この待ち時間、精神衛生上よくないわ〜。
落ちてるんだったら落ちてるってさっさと言ってヨ!笑

Thursday, July 16, 2015

夏のバンパイヤ

やった〜久しぶりに長ズボンが履けるくらい涼しい天気で
息ができるわ〜〜〜〜〜あああ。

この数日間最高気温30度続きで、ただいま絶賛自宅警備員中のAyaもクーラーがない部屋でパソコンやらなんやら開いて作業するのは機械熱も相まってまったく脳みそが働かないので、日中は近所の図書館へ避難してました。

(おい、自宅警備はどうした自宅警備員!)



そんな暑いある日、フランス人の友達カップルに誘われてParc Notre Dame de Grâceで野外映画鑑賞に行ってきました。
私もフランス人のルームメイト2人連れてきてたので、私以外は全員フランス人。
これは遊びじゃねえ、フランス語の訓練じゃあああ〜!


道を調べずにVilla-Maria駅まできて、
「"Notre Dame de Grâce"というからにはその公園の近くに目立つ教会があるってことやろ〜」
と駅から出てあたりを見渡したら四方八方教会で(笑)、結局友達に電話して道ききました。

モントリオールは犬も歩けば教会に当たることを忘れてた。てへ


ついたらすでになかなかいい感じの数の人が場所取りしてました。
椅子持参の人もいましたよ。

あれやろ、みんな無料ポップコーンにつられてきたんやろ。


上映されたのは"Elle l'adore" というフランス映画。
英語の字幕付き。(ずれてたけど)

映画が始まってしばらくすると・・・・なんだかむずむずする・・・・。

ああ、この感覚は・・・奴らついに姿を現しやがったな。

そう、日没とともにやってくる吸血鬼どもが・・・・!(蚊です)


私は日本にいた時からものっすごい蚊にモテていたのです。
家の中に蚊が入ってきたら私ばかり蚊の標的にされて家族は無傷。


しかも、この日きてたのは半袖ショートパンツ。

もうね、ぜんぜんぜんぜん映画の内容に集中できなかった。
終始刺されまいと動きまくってたから。(周りの人マジ迷惑)

結果・・・・・・・惨敗しました。

映画見てる間に15箇所以上も蚊に噛まれました

(大阪出身なんで『蚊に噛まれる』といいます)


今でも超超かゆいわ!!!!!!(涙)

ちなみに一緒にいた4人のうち3人は2〜5箇所程度噛まれて、1人はなんと虫さされゼロ!


この際分析してみることにしました。


自分が刺される原因は目星がついてます。

ずばり新陳代謝が高い(体温が高い)ことと、アルコールをよく摂取することでしょう!爆



(他に蚊に刺されやすいと言われる特徴

・運動後で汗をかいていた
・暗い服を着ている・肌が黒い
・O型

というのには当てはまりませんでした。)

ほんと、お酒は絶対関係ありますよ。

だってサマードレス着てたのに無傷だった友達はお酒を普段ほとんど飲まない人でしたし、あとでこの話をアル中寸前の別のルームメイトにしたら「私めちゃくちゃ刺されるのー!!」て言ってましたもん。(爆)

さらに、刺されまいと動きまくったことが裏目にでたようです

一匹の蚊が血を吸ってる間に私が動くので、

一旦ハリ抜いてから別の箇所から吸血→かゆい!私動く→蚊私の体の別の場所に移動してちょっと吸血→かゆい!動く→ちょっと吸血 (他の蚊がやってきてエンドレス)

という悪循環に。

頭では理解してても蚊に血を吸われてる時にじっとなんてできんわーーー!



(写真は映画終わった後でみんな帰ってるところ)




あーもう映画の話できなかった。

こんな憎い憎い蚊でも生態系の一部やから絶滅させたらあかんのよね?

Saturday, July 11, 2015

公共的美術

モントリオールのSt. Laurent 通り周辺を歩いていると出会う壁画の数々。







どれもグラフティの多いこの街にめちゃくちゃマッチしてる。








2013年から開催されているMontreal's Mural Festival。
地元や海外のアーティストたちが、歩行者天国になったSt. Laurentやその他路地裏にmural(壁画)を作りあげます。


3度目の開催となる今年は、いままでで一番参加アーティスト数が多かったそう。


私はイベント期間中に2回行ってみたけど、いつもアーティストがそこにいるわけじゃないんですね。
(そりゃそうや。休憩必要。)

途中経過のmuralをぱちり。















こちらのツノの生えた馬の描かれた壁画は、1回目見た時に「この黄色のペンキの跡はもともとあった落書きなのか、それとも絵の一部なのか」ということがなぜか非常に気になったので、数日後に再び戻って見に来たら、アーティストらしき女性を発見!




長い定規で測定中。
(この日は真夏日だったので、頭に布被ってはりました。)




 そしてついに!!!





まさに「壁画作製真っ最中」なアーティストの姿が!!





ペンキを塗っています。





ひたすらひたすらペンキを塗る作業です。


これ見てて、 思ったけど壁画作るってめっちゃ体力仕事。
てかペンキ塗りの仕事と変わら・・・

こんな暑いのに日陰ないし。。。!

参加してた20人全てのアーティストたちの壁画をみて回りたかったけど 暑すぎて断念。
なんか刺すような暑さやってん。
直射日光に狙い撃ちされてるってかんじの。


今年新たに加わった壁画の写真は下リンクから見れます。
私が撮った写真と完成系比べてみてくださ〜い。

http://www.mtlblog.com/2015/06/all-20-new-montreal-murals-on-saint-laurent-street/



番外編ですが、

モントリオールで見た中で一番お気に入りな壁画を下に紹介します。

葉っぱが紅葉してるから、去年の秋頃、来たばっかりの時に撮ったものだと思います。



ホームスティ中は毎日学校からバスでこの道を通って家に帰っていたので、毎日みてました。




石屋さん(墓石屋さん?)の壁に書かれた、石を掘る人。
(ヘブライ語で書かれた看板に、墓石にはダビデの星がついていたのでユダヤ系の石屋さんだと思われ。)

 Phlemというアーティストの作品です。

インスタでfollowしてるのですが、この人の作品かなり好きです❤️



でも、この石屋さんはどうやら移転したみたい。
壁画は残したままにしてくれるといいなあ。

Wednesday, July 1, 2015

まったりカナダデー

今日、7月1日はカナダ・デー!
1867年のこの日、イギリスから独立したカナダ自治政府が誕生したのです。
(当時はノバスコシア、ニューブランズウィック、ケベック、オンタリオの4州からなる国家でした)


カナダまだ148歳なんや・・・・!若いなあ!

ちなみにケベックの州都、ケベック・シティは建設されてから400年以上経っています。
初めてケベック・シティを訪れたのが2008年で、ちょうど400周年にあたり、旧市街のいたるところで「400周年おめでとう」的なポスターが貼ってあったのを覚えています。


この間La Fête Nationale du Quebec(ケベック州の祝日)があったときは外出しましたが、今日は一日中雨が降ったり止んだりで一歩も出ず。

La fête nationale のイベントがあったPlace des Artsの広場。

ルームメイト達もゲームしたり本読んだりでみんなまったりしてました〜。

雨の日だしね。