夜の兵庫県立美術館にやってきました。
この辺りは阪神淡路大震災の後に開発のかかった海に近い地域で「HAT神戸」と呼ばれています。
HATは「Happy Active Town」の略です。
ちょっと近未来的な街並みで、歩いているとわくわくします。
周りの綺麗な建物を見渡すと、
あの震災から神戸がここまで復活したんだなあ~
と胸が熱くなります。
金曜日だけ夜の8時まであいています。(入館は7時30分まで) |
さて、その夜の私のお目当てはこれでした。
フルーツ・オブ・パッション ポンピドゥー・センターコレクション 展 ! です!!
いつか、フランスに行ったときに訪れたい場所のひとつです。
フランス語勉強中ですが、フランスに行く予定はまったくないのです。笑
ふふふ
近代美術館からとどいた最新アートの展示とあって、とっても興味深い作品ばかりでした!
全体的にドイツやポーランド出身のアーティストたちの作品が多かったのは意外でした。
フランス人アーティストのものが多いかなと思ってたので。
この展示で特に気に入ったのは、チェ・スーメイ(Su-Mei Tse)の「エコー(Echo)」という作品。(ビデオです)
チェロ奏者でもあるチェ・スーメイ自身が美しいアルプスの山に向かってチェロを弾いています。
すると山からこだまが返ってくるんです!
自然と人との間で織り成される、今までに聴いたことのないメロディーに癒された・・・・。
映像作品といえば、ジャイナ・チェッペ(Janaina Tschape)の「血液、海(Blood, Sea)」という作品もよかったです!
ザ・有機物のような(少々グロテスク?生物くさい?)衣装を身にまとった女性がひたすら水中(海かな?)にたゆたう様子をおおきなスクリーンで映し出している作品です。
幻想的でした。
また、香りを構成の一部に取り入れてる作品もありました。
それが、下の
エルネスト・ネト(Ernesto Neto)の「私たちはあの時ちょうどここで立ち止まった(We stopped just here at the time」 です。
ストッキングみたなやわらかそうな素材で作られた何本もの管の底に、様々な香辛料が入っていて、部屋に入った瞬間、なんとも不思議な良い香りが漂っていました。
なにかの生き物の巣のような、ぽよぽよしたフォームがツボ。
かわいい!
兵庫県立美術館では「絵メール」とゆうものをサービスで自分のEメールアドレスに送ってくれるので、私も美術館のパソコンから自分宛に写真を送りました。
(エルネスト・ネトの作品は絵メールです)
展示は写真撮影禁止だったので(日本はたいていどこも撮影禁止ですよね)、絵メールでもらった他のメインな作品の写真を載せておきます。
このポンピドゥー・センター・コレクションの展示は、いまのところ、日本国内では兵庫県立美術館でしかやらないみたいです。
ところで
2002年開館の兵庫県立美術館は、安藤忠雄が建築設計を担当しました。
明日、安藤氏のトーク会がここであるそうなんですが、残念ながら予定が合わずに行けません。。。
世界的な建築家がこのポンピドゥー展をどう語るのか、聴いてみたかったな。
素人の私にはちんぷんかんぷんかもしれないけど。笑
それでは皆様よい週末を。
Bon weekend!
Aya