Thursday, March 26, 2015

モントリオールにあるケベック州立図書館がすごい(ほぼ漫画の話)

(旧記事タイトル「モントリオールの国立図書館がすごい(ほぼ漫画の話)」を現記事タイトルに変更しました。2016.03.26)



春を感じるもの。

それはココナッツオイル(室内保管)が柔らかく感じるときだったりします。

今までは手のひらを合わせてあっためようとしてもなかなか溶けてくれなかったのが、この頃は手に取ってすぐ液体に変わるようになりました。

春の訪れはココナッツの香りかな〜


さてさて今回は私のお気に入りの場所の一つをご紹介します〜。

それは・・・・Grande Bibliothèqueです!

ケベック州に10以上ある国立図書館 BAnQ (Bibliothèque et Archives nationales du Quebec)の中でも(下記追記あり)、モントリオールのメトロBerri UQAM駅にあるものは"Grande Bibliothèque"という、その名の通りメガサイズの図書館なのです。

※追記(2015.07.12)
「国立図書館BAnQ」と書いていますが、私の誤りで、正しくは州立図書館です。
ケベック州では州立のものでもnationalを使うということを最近知りました。
(独立意識強いから?)


広々空間。

10年前に開館したこの巨大施設はまだまだ真新しくインテリアがとってもモダン〜〜で広々〜〜。

図書館カードもオサレで可愛いい。




ここで私はもっぱら漫画を借り・・といってもフランス語で読むので3週間に1回のペースで借りています。

じゃじゃーん 
NARUTO! 
たくさんの人に読まれてるようでもうボロボロです。

大好きナルト

後に日本独特のものや習慣についての解説ページがついているのですが、
忍具やラーメンなどの解説に混じってなんと「les saignements de nez (鼻血)」が。

なんか恥かしい予感しかしないけどフランス語の勉強のため読んでみます・・・・。


鼻血の解説。

『日本では、鼻血は性的興奮を表す症状なのです。』

ぶーーーーーーー(鼻血)

その通りなんだけどね〜〜〜〜〜〜〜!!
真面目に解説されると笑えるわ。


えー実は私が日本からモントリオールに来てからナルトのお話が終わってしまい、ネットで最終話のことを知った私は、悶え、しばらくその話題がいろんな言語でFacbookのnewsfeedに画像付きで飛び交っていた為、ネタバレに怯える日々を送ってました。

最近は落ち着きましたね。ふぅ〜。

たまにナルト好きな非日本人からも最終話のネタを振られますが、耳を塞いでいます。
なんで日本人の私が知らなくてフランス人や韓国人の友達の方が詳しいんだっていう・・・・。
その前にまだナルト最終話はフランス語、韓国語に翻訳されとらんじゃろおおおおう。
(ネタバレサイトがあるようで、日本でジャンプ発売の次の日にはアマチュア翻訳されるとか)

ほんとに日本のMANGAってグローバルだと改めて実感!





ところで、私見てしまったんです・・・・!
Grande Bibliothèqueの驚くべき所蔵物を・・・・!!
(「世界の日本人妻は見た」風。)


さすが国立図書館だけあって、DVD、CD、漫画の所蔵数、種類が半端ないのですが、


なんとなんと!
テレビゲームのソフトまで置いてるんです!!!!
プレステにXboxですよ!

プレイステーションとXboxのソフト。


さらにショックは続きます。

よく立ち寄る漫画コーナー(Bandes designées)
ここはコミック、日本の漫画(フランス語か英語の翻訳)グラフィックノーベルが置いてあるのですが、なんと!

私見てしまったんです。

らららら、ら、 らぶひな が置いてあるのを・・・



あ、あかん。
これ公共の図書館置いたらあかんやつちゃうのん?
いいのんこれ?

まあグラフィックノーベルは18禁の堂々と置いてるかららぶひなくらいいいのかな。

日本の国立図書館は一体どこまで置いてあるのかがすご〜〜〜く気になります。

Sunday, March 22, 2015

Colocationスタート!国境越えてスーパーに。


モントリオールにきて6ヶ月、新しい家に引っ越ししました。
生活様式もホームスティからルームシェア(colocation)に変わりました!

新生活はすこぶる順調です。

新しいルームメイトの一匹、Jean-Pascal.

家具は備え付けられているものでほとんど事足りたのですが、細々したものを買いにIKEAにいったり、食料品の買いだしなどがあって(今まではホストマザーが買い物してくれてた)、最初の1、2週間はちょっと忙しかった〜。
引っ越し後に友達グループがアメリカのBurlingtonという街に車で買い出しに行くというので連れてってもらいました。
なんとCostco, City Market, Trader Joe'sのみっつのスーパーマーケットをはしごしました!
豆乳やらキヌアやらパスタやら調味料やら長期保存できるものをたくさん買ったのでしばらくは買い物が楽になりそう〜。
豆乳はプロテインパウダーを入れて毎日飲むから1リットルの容器すぐに空っぽになっちゃうんだよね。
カナダでは国境付近に住んでる人はアメリカまでガソリン入れに行ったり、買い物なんてのはよくあります。特にブラックフライデーという年に一度の大セールの日にはアメリカでのカナダ人の出費がとても増える日なんだそうです。
アメリカに行ったらカナダと変わらず雪が積もってるし降っているしでスニーカーで行ったのを激しく後悔することに・・・・。
それもそのはず、Burlingtonはモントリオールから2時間ほどしか離れていないのです。
どーん

ダウンタウンにある女の子の像のおさげにつららが・・・・。

スーパーに入るとメープルシロップコーナーが。
あれ?カナダっぽくないか?
Burlingtonのあるバーモント州はケベック州と隣接しています。
フランス語の地名もちらほら。
まず州の名前のVermont自体が「緑の山」(tが抜けてるけど)という意味ですし、州都はなんとMontpellier!! (モンペリエ)
まるっきりフランスじゃー!
ちなみにカナダ・オンタリオ州にはLondon(ロンドン)という結構大きい街があります。
地名トリビアでした〜w
一緒に行ったメンバーが全員ビーガンもしくはベジタリアンだったので、お昼はBurlington唯一と言われてるビーガンレストランの『Pingala』に。





私が注文したのはB.L.Tならぬ、のE.L.T(「茄子ベーコン」を使用したビーガンのB.L.T)
スーパーで売ってるYvesのビーガンベーコンよりここの茄子で作ったベーコンの方が美味しい!!

それに、ビーガンカップケーキとビーガンドーナッツをいただきました。
卵・乳製品一切使用してないとは思えないほど美味しかった〜〜〜〜。




実はBurlingtonという同じ名前の街がカナダのオンタリオ州にもあるので、最初このDay-tripに誘われた時は『そんな遠くに何しに行くんだろう・・・』と思ったのです。
モントリオールで特に説明なく「Burlington」と言われた場合、バーモント州にある街のことをしゃべっているんだと思います〜。
朝10時に出発して帰ってきたのは夜の8時。
アメリカに入る時、日本人の私だけ入国審査に時間かかってちょっと面倒だったけど(他のメンバーはカナダ人とアメリカ人)、みんなでワイワイ買い出しできて充実した1日でした〜。

Saturday, March 7, 2015

にゅいぶらんしゅ 2015

ぼんじゅーみなさん。

3月に入りましたね〜。まだまだ雪の降る日はありますが、0度を上回る気温の時もあり、確実に春の訪れを感じます。


さて、2月の末に開かれたNuit blancheに行ってきました。


フランス語の"nuit blanche"には3つの意味があります。

よく使われる意味は、「徹夜」です。

『彼はnuit blancheを過ごした』=(彼は一睡もせず夜を明かした)

という意味です。

(passer une nuit blancheの代わりにveiller toute la nuitという表現もあるそうです。by電子辞書)


2つ目の意味は、直訳通りの「白夜」です。


3つ目に、夜通し開かれるアートイベントとしてのNuit blancheがあります。

一晩でぐちゃぐちゃになったパンフレット


「日本ににゅいぶらんしゅあるの〜?」ってフランス人に聞かれて、ないよ〜って答えちゃったけど、あとで見たパンフレットに「世界のにゅいぶらんしゅ」があり、日本がありました。





六本木・・・・・
ピンポイントすぎるわ!
これで「日本ににゅいぶらんしゅあります〜」
って言ってもほとんどの日本人しらんやろ!笑


ここに載ってるのはほぼフランス系の地域。
それもそのはず、アートイベントのNuit blancheは2002にパリから始まったからです。

パンフレットにはモントリオールの街のあちこちで行われる公式イベントが全て載っていて、だいたいが無料参加です。

去年参加した友人の話で「ダウンタウンはうんざりするぐらいの人だったよ!」と聞いていたので、私はダウンタウンには行かずに、近所の劇場に足を運ぶことにしました。
(休み明けに学校の先生が「Nuit blancheの夜にダウンタウンに行ったんだけど人多いし酒くさかった!」と言ってました。。。)


私が行った劇場、Theatre OutremontではLes Lion de Cannes 2014で選ばれた世界のCMの上映会をやっていました。
これが大当たりでものすごく面白かったです。
普段は広告の類ってテレビでもネットでも新聞でも雑誌でも鬱陶しくって好きじゃないのですが(笑)
この夜私が観たCMは涙あり、笑いありの本当に素晴らしいものばかりだったんです!
気がつくと上映時間105分があっとゆうまに過ぎてました。


劇場の雰囲気ある内装にも魅了されました。
20年代後半に建てられたこの建物は、全体にエレガンスが漂ってました。







トイレがまた思わず写真を撮ってしまうぐらいエレガントなんですよ〜〜〜!

この浮いてる鏡がツボすぎます。




非常口のサインも、電光にありふれたプラスチックのカバーではなく、なんとステンドグラス!!


デザイナーのこだわりがここぞとばかりに詰め込まれています。


映像も劇場自身も楽しめる、2度美味しいイベントでした。
次回があれば必ず行きたいと思います。


ちなみにLes Lion de Cannes の受賞CMはYoutubeでも観れます。


aya