Thursday, April 7, 2016

ケベック(モントリオール)の移民向け語学学校

いまの学校、「計算すると授業料月10ドル、タダ同然やん!」という理由から入って、詳しいことはよく分かっていませんでした。

1ヶ月経ってだんだん分かってきたので、それについて書き留めます。


現在在籍している学校は、Commission Scolaires という団体の学校で、Le Ministère de l'immigration de la diversité et de l'Inclusion(ケベック州移民局)が出資している移民向けフランス語学習プログラム、Le francisationが実施されています。


以前行っていたマギル大学やプライベートの語学学校と違うところは、授業で使う教材や資料がケベックの文化や歴史についてのものばかりだということ。

平たく言っちゃえば同化政策?(そこまで強くないかも)


例えば以下は、実際の授業で出てきたトピックです。

ケベックの著名人(歌手、スポーツ選手、政治家、科学者)
ビーバーの生態系(ジャスティンビーバーじゃないよ)
ケベック州の先住民の種族の違い
メープルシロップの生産過程(ケベック州のメープルシロップ生産量は全世界の大半を占める)
ケベックでの就職面接に聞かれる違法な質問、合法な質問(これについてはまたブログでシェアするかも)

など。


もちろん、

リスニングのオーディオはケベックのフランス語

ドキュメンタリー映像もケベックのフランス語

です。


生徒は移民ホヤホヤの人が多いので、早くケベックに慣れてね〜ってことでしょうね。
あとは、ケベック州外から来たカナダ人もいるし、私のようなワークビザを持っている外国人(移民ではない)もちょびっといます。

クラスは20人強。日本人はクラスに私一人です。南米出身者が多いです。
男女比は半々。
夜間だからだいたいみんな昼間仕事してる人ばっかり。
職業はばらばら。


いまのところ感想は、「フランス語を学びつつケベックの新しい面も知ることができて、一石二鳥。なんて素晴らしいプログラムなんだ!」と思っています。

日本も近い将来移民を受け入れるなら、参考にしてほしいです。


そうそう、この間学校で「24時間フランス語以外話さない」というチャレンジがありまして、私も参加しました。

家でもお店でもずっとフランス語。
フランス語のニュースしか聞かない。
フランス語の音楽しか聞かない。
(このチャレンジ中にブリュッセルでテロがあり、ずっとフランス語でニュースを追っていました)


そして、このチャレンジの参加者は抽選で景品がもらえるということでした。

後日、夜間の生徒全員がカフェテリアに集められ、籠の中から先生の一人が参加者の名前が書かれた紙を一枚ひきました。

そこにあった名前はなんと私の名前!!

ラッキー。
ケベコワアーティスト、Louis-Jean Cormier のアルバム"Les Grandes Artères"を頂きました。

ラジオでよく流れてるから知ってた〜〜〜!



メインストリームのラジオ局は、音楽番組であれば、フランス語の曲を全体の何%流さなければいけないという決まりがあるらしい。


どっぷりケベックに浸かっています。